「どんな人がアルコール依存症になるの?」
アルコール依存症は、いろいろな問題が起きていても、自分の意志だけではお酒をやめられなくなる病気です。「コントロール障がい」いわれる脳の病気ですので、一人で立ち直るのがとても難しい病気です。
お酒を飲む習慣があれば、誰でもアルコール依存症になる可能性があります。アルコール依存症の患者は増加を続けており、特に女性の患者は10年間で2倍近くに増加していますが、実際に治療を受けている患者は5%です。アルコール依存症を放置していると心と身体の健康が奪われるだけでなく、人間関係も壊れていく可能性があります。
アルコール依存症の治療は、「つながり」が大切です。「孤立」はアルコール依存症を導きやすく、さらに悪化させやすくなります。家族、親戚、ご近所、友人、病院、断酒会などとのつながりや周りのサポートを受けることで大切な心と身体の健康を守ることができます。あなたは誰とつながっていたいですか?