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冬の食事について 管理栄養士 廣瀬 千草
寒さが厳しい2月。寒さとともに、体温調節や乾燥も特に気になる季節となりました。
体温調節や乾燥において、食事の影響があること、ご存じでしょうか。
体を温める食事と聞くと、香辛料を多く使う料理を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、子どもには難しい場合もありますよね。
では、子どもも食べやすい体を温める料理とはどのようなものがあると思われますか。
体を温めるためには、筋肉をつけ代謝を上げることが重要となります。代謝が上がれば、基礎体温も上がるからです。つまり体を温める料理とは、肉や魚、大豆製品や乳製品などたんぱく質が多くとれる料理となります。
加えて、根菜や葉物野菜、きのこ類などいろいろな野菜を食べると、体の調子を整えてくれますし、食事から水分をよりとれるようになります。
苦手な食材を食べてくれない子どももいるかと思いますが、例えば豚汁やけんちん汁、シチューなど、メインの料理にするのはいかがでしょうか。子どもが好んで食べるお料理を具沢山にするのもいいですね。
基礎体温が上がれば免疫もアップします。免疫を上げ水分を多くとり乾燥を防ぐことは、風邪など病気になりにくい体をつくります。
気をつけていただきたいことは、好きなものばかり食べることや、偏った食事をしないこと。
たんぱく質が筋肉をつくりますが、とりすぎることや偏る食事ばかりになると、かえって体調をくずすことにもつながります。
子どもも大人も体調をくずさないように、毎日を過ごせるといいですね。
この時期だからこそ、改めてお食事を見直すきっかけにするのはいかがでしょうか。
子どもさんだけでなく、妊婦さんから高齢の方まで、年齢を問わず栄養相談を行っております。栄養や食事について気になることがありましたら、お気軽に、すこやか環境グループまでご連絡ください。