播磨町 子育て応援 すくすくタイム

歯は生涯の宝物~歯の健康について考えよう~
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6月4日から6月10日までは歯と口の健康週間です。今月は乳幼児期のむし歯についてのお話です。
歯は食べ物を摂取するだけでなく、人の成長や体を守るために大きな役割を担っていますので生涯のパートナーとして歯を大切にしましょう。
乳歯は生後6カ月ごろから前歯が生え始め2~3歳ごろまでに約20本生えそろいます。乳歯はどうせ抜けるものだからと軽く考えていませんか。
乳歯の役割は①食べ物を噛む②発音を助ける③あごの発育を助けて顔の形を整える④永久歯が生えるときの目印の4つです。むし歯などで乳歯を抜いてしまった場合、永久歯は生える場所の目印を失って歯並びを悪くする原因となることがあります。
むし歯の原因は歯の表面についているむし歯菌のかたまり(歯垢)です。この歯垢の中にいるむし歯菌が砂糖から「酸」をつくり、酸はエナメル質を溶かし、むし歯をつくります。乳歯は永久歯と比べて、歯のエナメル質が薄くやわらかいという特徴があるため、むし歯になると進行が早いです。
むし歯の原因は次のように3つあります。原因によって予防法も3つあります。
①むし歯菌に対しては⇒歯磨き
②甘い食べものに対しては⇒甘味の適正摂取
③弱い歯質に対しては⇒フッ化物の利用
歯磨きの第一歩は歯ブラシになれさせることです。
乳歯が生え始める生後6か月ごろから歯ブラシをもたせるようにします。歯ブラシをもたせるときは必ず座らせて目を離さないようにしましょう。
上の前歯が生えてきたタイミングで「寝かせ磨き」をスタートします。子どもを仰向けに寝かせて頭をひざの上にのせ、あごを手で押さえながら上からのぞきこむように磨きます。こどもが痛がらないように軽く小刻みに動かすのがポイントです。3歳のお誕生日を迎えたら自分で磨く練習をさせましょう。小学校低学年までは仕上げ磨きをしましょう。
ジュースなど糖分の多いものはお口の中を酸性化させます。甘いものの摂取はなるべく減らし、特に就寝前は避けましょう。フッ素については、フッ素入り歯磨き剤を使ったり、歯科医院でフッ化物塗布を行うことができます。
播磨町でもむし歯の増え始める時期である1歳6か月児健診と3歳児健診で歯科健診と歯科相談を行っています。日々のホームケアと健診を上手に活用して、大切な生涯の宝物である歯を大切にしましょう。

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