令和7(2025)年7月号
▶一年でいちばん影が短くなる「夏至」も過ぎ、気がつけば梅雨の真っただ中。田植えが終わった田んぼでは若苗が凛と並び、気持ちよさそうにそよいでいます。そして、日が暮れると蛙の大合唱が少し湿った風に乗って聞こえてきます。暑い(熱い)夏はもうすぐ。季節は静かに、けれど確かに移ろいでいきますね。
▶菖蒲が満開になる5月の終わりごろから、野添北公園のビオトープで小さな光がひらり、ふわりと飛んでいます。3月に放流したホタルの幼虫が次々に羽化し、私たちの目を楽しませてくれています。ホタルが光っていられるのはほんの1週間程度。平安の昔から「闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる」と詠まれているように、ホタルが美しいのは、その灯の儚さがまた日本人の琴線に触れるからでしょうか。播磨町では環境学習などを通して大切な自然を子どもたちに伝えていきます。ホタルの鑑賞はルールとマナーを守ってくださいね!
▶始まる前から何かと耳目を集めていた大阪・関西万博。いざ開幕してみると、順調に来場者数は伸びているようです。みなさまはもう夢洲で世界を旅してこられましたか。播磨町からも、小学6年生から中学生3年生までの児童・生徒が5月末から順次、「未来」という名の教室を訪れています。万博は世界の文化や最新の技術を直接肌で感じることができるとても貴重な機会です。脈々と受け継がれる「いのち」の輝きと「未来社会」の可能性に触れ、子どもたちの視野が広がればうれしいです。私も6月13日には万博会場で、14日には尼崎万博P&R駐車場で播磨町をPRしてきました。みなさまも大屋根リングのスケールを体感してみてはいかがでしょうか。
▶はりま春風フェスで行われた給食メニュー総選挙。見事1位を獲得したのは「鶏肉のから揚げ」でした。そのほかもキムチチャーハンや豚肉のかりん揚げ、カレーに豚汁と魅力的なものばかり。私は全部大好きです。7月には参議院議員選挙があります。国民の代表を決める大切な選挙です。必ず投票に行きましょう!
▶今月号の裏表紙に播磨町のキャラクターが大集合しています。全部知っていましたか?播磨町をPRしているキャラクターたち。これからもいろんなところに登場します。みなさん、可愛がってくださいね!
播磨町長 佐伯 謙作