6月4日~ 10 日は「歯と口の健康週間」です(播磨町)

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親子で歯の健康を!
◎まずは、妊娠中の歯の健康を
妊娠すると、つわりで十分に歯みがきができなかったり、ホルモンのバランスが崩れたりと、歯周病やむし歯になりやすくなります。歯周病が進行すると、早産や低体重児出産のリスクが高まります。妊娠期から、自分自身や生まれてくる赤ちゃんのためにお口の健康が大切です。
◎こどもの歯の健康について
生まれたての赤ちゃんは、むし歯菌を持っていません。保護者の口の中の菌から感染します。口移しでものを食べさせたり、同じスプーンを使うことなどで感染するので、気を付けましょう。また、乳歯がむし歯になると、永久歯の歯並びや歯の質にも影響を与えることがありますので、「どうせ生えかわるから」と
軽くみてはいけません。播磨町3歳児健康診査(令和2年度)の結果から、むし歯のある児の割合は13.9%で、全国平均10.7%より高い数値でした。かかりつけの歯科医院を決め、定期的に親子で歯科健診を受けることをお勧めします。
歯周病は万病のもと!
歯周病とは、細菌感染によって、歯を支える歯ぐきや骨が壊される病気で、歯が抜けてしまう一番の原因です。成人の約8割がかかっていると言われています。歯周病は進行してもほとんど痛みが出ず、気付かない人がほとんどです。また歯周病菌や炎症物質が歯ぐきの血管から全身へと入り込み、動脈硬化・糖尿病・肥満などのリスクを高めます。細菌が誤って気管支や肺に入ると、気管支炎や誤嚥性肺炎の原因にもなります。毎日の歯磨きと定期的な歯科健診で歯周病予防、そして全身の様々なリスクを下げることが大切です。
オーラルフレイル予防
オーラルフレイルとは、口腔機能の低下や食の偏りが、全身の衰え(フレイル)につながるという考え方です。お口の機能が衰え、食べることや話すことがうまくいかなくなると、栄養が偏ったり、人と関わることがおっくうになり、社会とのつながりが薄れ、体の筋力も衰えていきます。最近「むせやすくなった」「噛めないものが増えた」「滑舌が悪くなった」という変化はありませんか?予防には、食事をよく噛むことやお口の体操が効果的です。

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