「個人差」って言われても…
日々、目覚ましく成長していく0歳児の赤ちゃんですが、子育て支援センターを利用しているお母さんたちが、「ほかの子は、できるのに、うちの子はできな
い…」そんな心配をされる方が、とても多くいらっしゃいます。
インターネットや育児雑誌などで、発達や成長段階を表すものがたくさんあり、簡単に目にすることができます。
しかし、それに当てはまらなかったときに、お母さんたちは、とても不安を感じるようです。
発達の一つに「個人差」と呼ばれるものがあります。これは、一人ひとりバラつきがあることをいいます。あくまで目安で、この誤差も、ある程度の幅があります。
しかし、自分のやり方が間違っているのではないかと悩んだり、平均的な発達を期待するがゆえに、落ち込んでしまいます。
相談の中で、特に多いのが、授乳の量や回数、離乳食の進め方です。
せっかく作っても食べてくれないと、「おいしくないのかな」「どうして食べてくれないのかな」と、不安になり、悩んでしまいます。
今日食べなくても、明日食べるかもしれません。まだ、食べることに慣れていないだけなのです。
まずは、赤ちゃん自ら、「食べてみようかな」「食べたいな」と思える雰囲気づくりから始めましょう。慌てず、焦らず、「おいしいね」と、言いながら、ゆったりとした気持ちで、家族一緒に、食事の時間を楽しめるといいですね。
大人も、個人差があるように、子どもも、個人差があります。わが子のペースで進めていきましょう。