熱中症予防の話
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なぜこどもは熱中症になりやすいの?
乳幼児は熱中症になりやすいと言われています。その理由として、
①体温調節機能が未熟で、熱が体にこもりやすく、すぐに体温が上がってしまう、
②遊びに熱中しやすく自分で水分を飲む意思表示をあまりしない、
③身長が低いため地面からの熱で大人より暑い環境にあることがあげられます。
熱中症の早期発見のポイント
〇元気がない、ふらふらしている
〇不機嫌
〇吐き気・嘔吐がある
〇身体が熱い
〇おしっこが出ない など
対処法について
①涼しい場所への避難
・屋外でも屋内でも、直射日光を避けましょう
・短時間でも車内にこどもを放置しないようにしましょう
・暑いときは、扇風機やエアコンを使用して温度調節をしましょう
②服装の工夫
・通気性の良いものを選びましょう
・外出時は、帽子などで日よけ対策をしましょう
③こまめな水分補給
【乳児の場合】 母乳やミルク、離乳食が始まるころからお水やお茶をあげましょう。お茶は麦茶などカフェインを含まないものなら、赤ちゃん用でなくても、市販のものを薄めてあげても大丈夫です。お水は1歳を過ぎるまでは一度沸騰させましょう。
【幼児の場合】 水、お茶などを20~30分毎にコップ1杯(100~200ml)を目安にとりましょう。
食事の汁物や食物自体からも水分は摂れます。スポーツ飲料(イオン飲料)は糖分が多く、味覚が育つ乳幼児期に慣れてしまうと、ジュースばかり要求し、肥満の原因になったり、食欲が減ったり、お茶やお水を飲まなくなったりと、困ることがあります。スポーツ飲料(イオン飲料)は、発熱や下痢・嘔吐をしている時に利用するようにしましょう。
涼しい場所への避難、水分補給、温度調節でも改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。