自治会アンケートから、見えてきたこと(播磨町)

播磨町には46の自治会があります。それぞれの自治会を構成する世帯数は30世帯程度の規模から700世帯を超える規模まであり、活動のありかたも抱えている課題も大きく異なっています。
その実態を把握するために播磨町自治会連合会は、6〜7月に46自治会を対象にアンケート調査を実施しました。(回収率100%)
8月に取りまとめられたアンケート結果の全体は、左記リンクからご覧いただけますが、その一部を抜粋して紹介します。

自治会で行っている活動で
6割以上の自治会で行っている活動
・回覧板での情報共有
・防火防災活動
・防犯活動
・美化事業
・お祭り
・リサイクル活動
今後実施したい活動
・スマホなどでの情報共有
・子育て支援活動
・福祉活動

自治会に加入しない世帯が多くなると、どんなことで困るのでしょうか
どんな人が住んでいるかわからないこと、不公平感、ゴミ捨てに関係したトラブルを挙げる回答が目立っています。

自治会活動を行っていくうえでの課題を複数回答で求めたところ
上位回答3つが、「高齢化」「役員の負担」「役員のなりて」と回答していました。続いて、「参加者の固定化」「行政からの依頼が多い」「参加者が少ない」「マンネリ化」「個人情報の取り扱い」「引継ぎが不十分」「未加入世帯が増える」「意見調整が難しい」「予算不足」とあります。

課題を解決するために実施していること
・ささえあい連絡会では、毎年役員が変わりますが、引き継ぎにより、自分の班の支援の必要な人を大勢で共有しています
・ごみ置き場の不法投棄に対し、防犯カメラを設置
・高齢者の独居世帯が多いので、緊急連絡先を含めた住民名簿を任意で作成している
・班編成の見直し
・要支援者体制の確立
・行事の見直し
・役員選出方法や役割の見直し
・路上駐車対策として、空き駐車場の貸し出し
・資源ごみ積み込み業者委託
・草刈りなど業者委託
・防災訓練実施

町からどのような支援が必要か
・役員の負担軽減
・活動情報の提供
・自治会運営の助言が欲しい
・運営マニュアル

アンケート結果からの動き
①他地域の活動情報については、自治会連合会で提供していくよう検討します。
②助言とマニュアルについては、自治会運営の手引きを自治会連合会内のプロジェクトチームで作成予定です。

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