子どもたちの携帯電話やスマートフォン等の利用状況(播磨町)

問合せ 地域学校教育課学校教育係☎079-435-0545
播磨町教育委員会では、毎年小学3年生から中学3年生までを対象に携帯電話・スマートフォン(以下スマホという)などの所持率や利用状況について、調査を実施しています。



調査結果から、学年が上がるにつれて、スマホの所持率が高くなっており、小学6年生で57%(昨年より2・3%増加)であり、増加傾向にあります。ゲーム機(インターネット接続可能なもの)の所持率では、小学6年生は70%以上になり、以降、中学3年生まで同程度となっています。
近年、子ども同士のコミュニケーションにおいても、ネットが活用されて便利になる一方で、ネット依存や書き込みによるいじめ、ゲームによる高額な課金、個人情報の流出などのトラブルも多くなっています。
また、兵庫県青少年本部が令和3年度に実施した調査からは、次のことが明らかになっています。
(この調査は、2年ごとに小学生から高校生で実施)
○ネット依存の傾向にある子どもの割合が、特に小学生で増加している。
○携帯電話を持っている子どもの割合が、小学校低学年でも4割以上である。
○いずれの校種においても、長時間ネットを使う子どもの割合が増加している。
保護者の皆さまにおかれましては、今回の調査結果をご覧いただくとともに、スマホの使用について、危険度や健康におよぼす影響(ネット・ゲーム障害、視力への悪影響、睡眠への悪影響)など、家庭でも十分に話し合っていただき、家庭におけるルール作りをしていただければと思います。
利用しているコンテンツ
電話以外で利用しているコンテンツについては、下のグラフのようになっています。小・中学生ともにゲームやYouTubeの利用が多いことが分ります。ただ、中学生になると、LINEやインスタグラム、エックス(ツイッター)など、書き込みにより、相手とやり取りの可能なコンテンツの利用が多くなっています。インスタグラムやエックスは、会ったこともない知らない人とでもやり取りが可能であり、注意も必要になってくると考えられます。

子どもたちのネット利用状況を把握してください
今回の播磨町の調査の中で、次の質問に対する回答についてお知らせします。
問 「動画投稿をしたことがありますか」
小学生男子(8・7%)
小学生女子(14・2%)
中学生男子(24・1%)
中学生女子(42・6%)
問 「ネット上で、けんかやトラブルになったことはありますか」
小学生男子(13・2%)
小学生女子(9・2%)
中学生男子(20・6%)
中学生女子(23・1%)
問 「会ったことのない人とネット上で、やり取りしたことはありますか」
小学生男子(20・5%)
小学生女子(17・9%)
中学生男子(41・8%)
中学生女子(49・8%)

この結果から分かるように、多くの児童生徒が、ネット上でトラブルになったり、会ったこともない相手とやり取りをしたりしています。昨年度のアンケートに比べて、「ネット上で、けんかやトラブルになった」と回答した児童生徒の割合は増加傾向にあります。
また、知らない人に自分の画像を送ったことからトラブルや犯罪被害に発展した事案も県内では、かなりの数の報告があがっています。
子どもたちが、インターネットやゲームを安全に利用するためには、家庭でルールを決めたり、フィルタリングをはじめとしたペアレンタルコントロールを積極的に活用したりするなど、家庭で取り組むことが重要と言われています。まずは、各家庭で親子でしっかり話し合い、子どもの実態を把握するとともに、トラブルや犯罪被害に遭わないためにも、次の3つのことを心がけましょう。
トラブルや犯罪被害に遭わないための3つの心がけ
○フィルタリングを必ず利用する。
○家庭内でのルール作りと見守りを行う。
○実際の犯行手口を知る。

兵庫県内の専門機関による相談窓口
〇兵庫県警本部サイバー犯罪対策課
☎078-341-7441(代表)
〇兵庫県警少年相談室
0120-786-109
〇ひょうごっ子悩み相談センター(24 時間)
0120-078-310

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