歯周病予防のために定期的な歯科検診を
~30歳の歯周病検診をはじめます~
「8020運動」ということばを聞いたことはありますか?これは「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動です。
20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われており、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」という願いが込められています。
歯を失う原因の1位は「歯周病」です。歯周病とは、歯と歯ぐきの間にたまったプラーク(歯垢)にすみつく「歯周病菌」によって、歯ぐきに炎症が起こる感染症です。重症化すると歯が抜け落ちてしまいます。さらに、歯周病菌や炎症物質が、歯ぐきの血管から血流にのって全身をまわると、脳卒中・心筋梗塞・肺炎・糖尿病の悪化など様々な病気を引き起こします。成人の80%が歯周病にかかっていると言われ、30歳代から歯周病率が増加し始めます。歯周病は自覚症状がほとんどありません。左のリストのような症状があれば、歯周病の可能性がありますので、一度チェックしてみてください。
あなたの歯周病をチェック
□朝起きた時に、口の中がネバネバする
□歯磨きの時に出血する
□硬いものが噛みにくい
□口臭が気になる
□歯肉がときどき腫れる
□歯肉が下がって、歯と歯の間にすきまができてきた
□歯がグラグラする
若い年代から定期的に歯科医療機関で検診を受け、歯周病の早期発見・早期治療をすることは、将来の健康維持やインプラントなどの高額な出費を防ぐことにつながります。
播磨町では40歳・50歳・60歳・70歳になる人に歯周病検診を無料で実施しています。令和5年度からは新たに30歳になる人にも無料で実施しますので、ぜひご利用ください。(対象者には受診券を送付しています)
お口の健康を保って、いつまでも食事やコミュニケーションを楽しみましょう。
問健康福祉課健康係 ☎079-435-2611