播磨町 子育て応援 すくすくタイム

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乳幼児の耳の健康
3月3日は桃の節句「ひな祭り」ですが、実は「耳の日」でもあります。耳の日にちなみ、今月は耳のお話です。
●家庭での耳掃除
日頃のお子さんの耳掃除はどうしていますか?
家庭では耳あかをとろうと無理をしていませんか。耳かきや綿棒を使って耳あかをとるつもりがかえって、押し込んだり、外耳道を傷つけたりすることがあります。
お風呂あがりに綿棒で耳の入り口をそっとさわる程度でよいでしょう。奥のほうが見えない時は耳鼻科で診てもらうことをお勧めします。
●子どもは中耳炎にかかりやすい
大人と違ってこどもは、
・鼻、口と耳をつなぐ耳管(じかん)が太く短い
・耳からのどまでの傾斜がゆるやか
という2つの特徴があり、細菌が侵入しやすい状態です。また、全身の抵抗力やのど、鼻の抵抗力が未熟なため風邪をひきやすく中耳炎にかかりやすいです。
鼻かみや鼻吸引は中耳炎を予防する一つの方法です。大人が鼻をかむのと同様に症状が強くなってきたら、市販の鼻吸い器で継続的に吸ってあげると良いでしょう。
●滲出性中耳炎
滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)とは、のどと耳をつなぐ管がうまく働かず、耳の中の圧力が低くなってしまい、その結果まわりの組織から耳の中に液体が染み出して溜まってしまう病気です。液体が耳の中に溜まってしまった結果、耳が聞こえにくくなったりします。
子どもの難聴や液体が溜まっているサインとしては、
・テレビの音を大きくする
・いつも声が大きい
・呼んでも返事をしないことが多い
・耳をよくさわる
などがポイントです。
日ごろのお子さんの様子で、ちょっとおかしいと感じたら早めに耳鼻科を受診しましょう。
ことばを話せるようになるためには耳の聞こえが最も大切です。子どもの耳の聞こえは、4歳ごろまでにほぼ完成します。この時期はことばが発達する上でとても大切です。3歳児健診では、耳鼻科アンケートを行っています。ぜひ受診しましょう。
一度、3月のこの時期に耳の健康について考えてみましょう。

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