こんにちは♡保健師です(稲美町)

「愛の鞭ゼロ作戦」
子育てをしていると、子どもの成長を感じたり、楽しいことがたくさんあります。その反面、子育てが上手くいかずイライラすることもありませんか。つい、叩いたり怒鳴ったりしてしまいそうになることはありませんか。体罰(叩く、殴る)・暴言は、子どもの脳を傷つけます。体罰や暴言を受けた子どもは、対人関係や精神的な問題を抱えやす
く、大人になってからも苦しい思いをする人が多いと言われています。しつけの手段としての体罰には、様々な考えがありますが、世界的な流れは“体罰に頼らない育児”に向かっています。
子どもとのかかわりで意識したい5つのポイント
①子育てに体罰や暴言を使わないと心がけましょう。
②怖がって大人の顔色や様子をうかがうようなときには、子どもの気持ちを安心させてあげましょう。
③イライラするときは、ひと呼吸置いてクールダウンできるように工夫しましょう。
④親自身が誰かに相談したり、助けを求めましょう。
⑤「どうして?」という問いに理由が答えられない子どもには、適切な行動が取れるように繰り返し手助けし、見守りましょう。
このポイントは、健診などで配布している愛の鞭ゼロ作戦のリーフレットにも掲載されています。
体罰や暴言は子どもだけでなく、兄弟や保護者の心も傷つけます。子育てで行き詰まり、苦しい思いをしているとき、気持ちを分かってくれる人は必ずいます。つらい気持ちは一人で抱え込まないようにしてください。
11月は児童虐待防止月間です。つらい気持ちを一人で抱え込まないために、必要な支援や環境について誰かと一緒に考える機会を作ってみてはいかがでしょうか。

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