令和8(2026)年7月号
▶梅雨空の下、まちのあちらこちらで紫陽花が色づく季節になりました。青、紫、桃色と、濡れるたびにその彩りを深める姿は、どこか静かで、心を和ませてくれますね。土の性質によって花の色が変わることから「八仙花」や「七変化」とも呼ばれ、晴れの日には控えめに、雨の日にはひときわ美しく映えます。育った環境で、それぞれに違った表情を見せる姿は、私たち一人ひとりの個性にもどこか重なりますね。置かれた場所で、自分らしく花を咲かせることの尊さを、そっと教えてくれているようです。雨の日が続くと、気分まで沈みがちになりますが、この時季ならではの趣を楽しめる紫陽花のスポットを探してみてはいかがでしょうか。
▶初夏の瑞々しい陽光がふりそそぐ爽やかな5月15日、兵庫県の齋藤知事が播磨町を視察に訪れ、わがまちの「今」と「これから」を感じていただける場所をご案内しました。まず訪れたのは、播磨町漁業協同組合。瀬戸内の豊かな海に支えられた水産業は、まちの魅力のひとつです。しかし今、高齢化や担い手不足という厳しい現実に直面しています。現状や課題、それに対する町の施策などを説明したあと、知事は生け簀でタコや魚に実際に触れ、飼育試験中のイカナゴも見学されました。
▶続いて、県内では町として初めて設置した児童発達支援センターへ向かいました。ここでは、18歳までの切れ目のない支援体制や、愛称「まにまに」の意味などを説明し、施設内を見ていただきました。子どもたちが健やかにその子らしく成長するためのインクルーシブな環境づくりについてお伝えできたと思います。
▶そして視察は、これからの都市基盤をつくる現場へ。東野添・二子周辺地区の市街化調整区域では新たな土地利用の可能性について、またJR土山駅北地区では、駅前のにぎわいと住環境の向上をめざすまちづくりについて、それぞれ現地を歩きながら説明し、未来を見据えた取り組みの一端をご覧いただきました。
▶限られた時間ではありましたが、播磨町の将来性や温かさに触れ、理解を深めていただけたと思います。今後も兵庫県との連携を図りながら、まちづくりを進めてまいります。
播磨町長 佐伯 謙作