もっと議論を深めるまちHARIMA

町長室より 2022.11月号 No.2
播磨町長 佐伯謙作

8月30日に開かれた播磨町議会9月定例会は、町長への就任以来、私にとって初めての議会となりました。冒頭で所信表明を行うお時間をいただき、「いろいろな立場、境遇の皆さまの声をしっかりお聞きしながら、住民、企業、議会、行政の四輪駆動で、まちの目ざすべき方向性を共有し、「ワンチームはりま」で全身全霊をかけて走ってまいります」と私の政治理念を述べさせていただきました。全国的に議会と行政が激しく対立する報道がしばしばされますが、対立が長期化すると地方自治の停滞を招きかねません。議会を構成する議員も行政機関の首長も住民の皆さまから直接選挙によって選ばれております。ともに住民を代表する議会と行政であり、まちを発展させたい、住民福祉を向上させたい、誰もが住みたい・住み続けたいと思えるまちをつくりたい、という思いは一致
しているはずです。
議会と行政は、なれ合いの関係になってはいけませんが、これからの人口減少、少子高齢化社会においては、これまで以上に質の高いサービスの提供が求められます。わがまち播磨町は停滞している場合ではございません。今こそ本音の議論を交わし合う必要があるのではないでしょうか。そのためにも我々も情報を積極的に出し、また、合同での勉強会や視察を行うなど、新しいことにも取り組んでまいりたいと思っております。議会と行政は対等の立場で、緊張感のある信頼関係を構築しながら、住民の皆さまのために、よりよい町政の実現を目ざしてまいります。
最後になりますが、播磨町議会はインターネット中継を行っており、本会議の模様を生中継と録画配信でご覧いただけます。皆さまにこのような情報にふれていただくことも、まちづくりへの住民参加となります。播磨町の未来に向かって、みんなで考え、みんなで話し合い、みんなの力を合わせて、ともにまちづくりを進めていきましょう。

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