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乳がんの自己チェックについて 保健師 竹内 万梨
30代から急に増え始める乳がん。乳がんは他のがんに比べると、体の表面に近いところにできるため、自分で気付きやすいのが特徴です。月に１回乳房の状態をチェックしましょう。
自己チェックの時期
生理の直前や生理中は、乳腺が張ってしこりと間違いやすいため、生理が終わって1週間以内の乳腺が最も安定している頃が理想的です。生理不順の方は、毎月〇日と日にちを決めて行いましょう。
自己チェックの方法
鏡の前でチェック！
□ 皮膚のくぼみ・ただれ・へこみはないか
□ 乳頭からの分泌物はないか
両腕を下げた状態・上げた状態で、正面や斜めから乳房を観察
お風呂で、石けんをつけた指を滑らせるようにしてチェック！
□ しこりはないか
□ 脇の下にグリグリしたものはないか
□ 乳頭からの分泌物はないか
【上下に】
上（鎖骨）から
下（肋骨の一番下）まで軽く圧迫
【左右に】
外側（脇の下）から内側へ軽く圧迫
【全体を円形に】
脇の下から乳首に向かって、渦巻きを描くように軽く圧迫
【つまんで】
乳房・乳首を絞るようにして、分泌液が出ないかチェック
異常を感じたら、ためらわず乳腺専門医のいる医療機関へ！
※授乳中は乳腺が張って、自己チェックが難しいです。
妊娠中・授乳中で気になることがあれば、乳腺専門医のいる医療機関で検査を受けてください。
希望者にはお風呂の壁に貼ることができる、乳がんチェックシートをお渡ししますので、すこやか環境グループまでお越しください。