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産後ケア事業って何? 保健師 戒能 由佳
出産後に家族などからの支援が受けられず、子育てや健康上の不安があるお母さんを対象に「産後ケア事業」を実施しています。「産後、体力が十分に回復していない」「赤ちゃんの成長が心配」「授乳に困っている」「日中、赤ちゃんと二人きりで不安」など、産後の不安は様々です。そこで、お母さんの相談に応じ、赤ちゃんとの新しい生活を支援するため、医療機関や助産所で宿泊サービス・通所サービスを実施します。
今年度より、利用できる方を、生後12か月未満の赤ちゃんとお母さんに拡充しています。また、利用できる施設が新たに3施設増えました。
医療機関での産後ケア
産後はわずか数日で退院になり、赤ちゃんとの生活が始まります。「赤ちゃんの世話に自信がつくまで、もう少し入院したい」「産後に手伝ってくれる人がいないので、もう少しゆっくり休んでから退院したい」という方もいるのではないでしょうか。医療機関での産後ケアは、その施設で出産された方に限られますが、出産後の入院延長のかたちで宿泊サービスが受けられます。
助産所での産後ケア
助産所でも産後ケアが受けられます。産後ケア対応医療機関以外で出産された方、助産所でゆっくりケアを受けたい方は、利用を検討されてはいかがでしょうか。退院して赤ちゃんとの生活をする中で、やっぱり利用してみようと宿泊されても良いですが、退院後すぐに利用される方が、お母さんの産後の疲れがとれやすく、早い段階で授乳や育児手技が習得できますので、早めの利用をお勧めします。利用期間は7日以内なので、続けて7日利用しても良いですし、期間内であれば、数回に分けての利用も可能です。事前相談にて上のお子さんの受け入れが可能な施設もあります。
利用された方のアンケートより
・実家、義実家も遠く、頼れる身内が近くに居ない為、とてもありがたかったです。
・宿泊は24時間体制でのケアの為、普段の生活の中でのちょっとした不安にもアドバイスがあり、実家のような安らぎとプロの技を感じました。
申請方法
利用を検討されている方は、まずはこども窓口にご連絡ください。申請は出産後にしていただきますが、できる範囲で事前に調整をしていきます。施設の空き状況などにて、希望に添えない場合がありますので、ご了承ください。