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播磨町教育委員会では、毎年小学3年生から中学3年生までを対象に、携帯電話・スマートフォン(以下スマホという)などの利用状況について、アンケート調査を実施しています。
調査結果から、全体の傾向としては、学年が上がるごとにスマホの所持率が高くなっており、スマホを利用している小学6年生は41・6%、中学3年生は76・1%で、年々増加傾向にあります。
ゲーム機については、小学生は学年が上がるごとに所持率が高くなり、中学生は学年が上がるごと
に低くなっています。
近年、スマホが青少年の間で広く普及しているなか、その利用により様々な問題が生じています。
ネット依存やネットいじめ、ゲーム利用による高額課金、個人情報の流出によるトラブルなどがあ
ります。また、ワンクリック詐欺に不正請求、児童生徒が自分の裸や下着姿の写真を送信させられ
る自画撮り被害、悩みの相談からの誘拐など犯罪に巻き込まれるケースも数多く発生しています。
SNSに写真や動画を載せることで、いじめなどのトラブルにつながる事案も多くなっています。
そこで、今回の調査結果をご覧いただき、子どものネット利用についてしっかりと把握するととも
に、携帯電話やスマホなどの適切な使い方について、ご家族で話し合っていただけたらと思います。
利用しているコンテンツ
携帯電話やスマホなどで、小学生が主に利用しているコンテンツはゲームが最も多く55・5%で、続いてYouTube が48・1%、LINE が46・5%でした。中学生はYouTube が最も多く85・4%で、
続いてLINE が76・9%、ゲームが75・6%でした。その他にツイッターやインスタグラム、TikTok を利用しています。
昨年度の結果と比べると、小学生はほぼ同程度であったのに対して、中学生はいずれの項目においても利用の割合が増えている結果となっています。
子どものネット利用状況を把握できていますか
今回の調査結果で「画像を投稿したことがある」と回答した小学生は12・6%、中学生は28・2%で、「会ったことのない人とネット上でやり取りをしたことがある」と回答した小学生は31・%、中学生は51・2%でした。数多くの児童生徒がネットを利用し、いろいろな人と広く交流していることが分かりました。
また、ネット上でトラブルになったことがある児童生徒の割合は、小学生で18・1%、中学生で18・9%となり、5人に1人程度はネット上でのトラブルにあっていることが分かりました。
兵庫県の調査で、子どものネット利用実態を保護者が必ずしも把握できていないことが分かってい
ます。まずは、親子でしっかりとコミュニケーションをとり、子どもの実態を把握するとともに、トラブルや犯罪被害に遭わないためにも次の①〜③を心がけましょう。
①フィルタリングを必ず利用する
②家庭内でのルール作りと見守りをする
③実際の犯行の手口を知る
困った時は専門機関に相談しよう
県警本部サイバー犯罪対策課 ☎078(341)7441(代表)
県警本部青少年課ヤングトーク ☎0120(786)109
ひょうごっこ悩み相談センター ☎0120(0)78310(24時間)
ひょうごっ子「ネットいじめ情報」相談窓口 ☎06(4868)3395
Eメール soudan@hyogokko.npos.biz(月〜土曜日 午後2時〜7時)