脱水予防の話
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~赤ちゃんは汗っかき~
乳幼児は夏になるとビックリするほど汗をかきます。乳幼児は大人と比べると体温が高く、新陳代謝が活発ですが、体温調節機能が未熟なため、たくさん汗をかくことで体温を調節しようとしています。また汗腺(かんせん)という汗を出す管は、乳幼児であっても大人と同じ本数があるため、身体の小さな乳幼児は、大人の肌よりも汗腺が密集している状態になっています。
~こまめに水分補給を~
赤ちゃんは汗っかきな上、腎臓の機能が未熟なため、尿を濃くすることができず、薄い尿を何回も出します。つまり体内から水分が出ていきやすい状態です。たくさん汗をかく夏場は特に水分補給が大切。寝て起きた後・遊んだ後・外から帰宅した時・風呂あがり・ぐずる時・車に乗った後など、こまめに水分補給をしてあげましょう。夜中に喉が渇いてぐずることもありますよ。
~飲ませる物~
母乳・ミルク・お茶・お水をあげましょう。お茶は麦茶などカフェインを含まないものなら、赤ちゃん用でなくても、市販のものを薄めてあげても大丈夫です。お水は1歳を過ぎるまでは一度沸騰させましょう。食事の汁物や食物自体からも水分は摂れます。スポーツ飲料(イオン飲料)やジュースは糖分が多く、味覚が育つ乳幼児期に慣れてしまうと、ジュースばかり要求し、肥満の原因になったり、食欲が減ったり、お茶やお水
を飲まなくなったりと、困ることがあります。スポーツ飲料(イオン飲料)は、発熱や下痢・嘔吐をしている時に利用するようにしましょう。
~大人も水分補給を~
子どものことが優先で、つい自分のことは後回しになっていませんか。もちろん大人も水分補給は大切です。授乳中のお母さんは、さらに多くの水分が必要になります。水分と適度な塩分摂取で大人も脱水を予防しましょう。