令和8(2026)年10月号
▶「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」朝夕の風にわずかばかり秋の気配を感じるころになりました。長居を決めていた夏もようやくその座を明け渡す決心がついたのでしょうか。昼と夜の天秤が釣り合う秋分を過ぎれば、少しずつお月様の出番も多くなってきますね。気がつけば花火のように咲く彼岸花が道ばたを朱色に彩り、蝉時雨が虫の音の合唱に。「天高く 馬(午)肥ゆる」さて、今年はどんな秋を見つけましょうか。
▶夏の終わりを告げる風物詩のひとつに「地蔵盆」があります。8月24日の早朝、まちのあちこちからお菓子を手にした子どもたちの元気な声が聞こえてきました。私も子どものころ、ふくろにいっぱいもらったのを覚えています。お地蔵さまをきれいに飾り、提灯に明かりを灯して、子どもたちの健やかな成長を願う地域の行事。お地蔵さまを囲んで響く子どもたちの笑い声、顔を合わせる地域の皆さんの笑顔。そこには、子どもたちを地域みんなで見守り、育んできた温かなつながりがあります。時代とともに暮らしの風景が変わっても、子どもたちの幸せを願う心は変わりません。この伝統を絶やさず守り続けてくださっている地域の方々に心より感謝申し上げます。地蔵盆の灯りが、夏の暁の空を照らすだけでなく、世代を超えて受け継がれる地域の絆を、これからも優しく照らし続けてほしいと思います。
▶今年、創立100周年という大きな節目を迎えられた但陽信用金庫様から、企業版ふるさと納税の制度を活用して500万円のご寄附を賜りました。4年前にも同額のご支援をいただいています。その際は野添であい公園に大型複合遊具を設置する費用として活用しました。これまでの温かいご厚志に改めて深く感謝申し上げます。今回の寄附金は、役場の隣にある向ケ池公園に健康遊具を設置する費用に充てさせていただきます。毎日の散歩の途中に、子どもと一緒に遊びに行ったついでに、気軽に身体を動かせる場所としてお使いいただければうれしいです。これからも無理なく続けられる健康づくりを支援してまいります。
▶「まちをもっと元気にするために」まちづくりに携わるいろんな団体や住民の皆さまとタウンミーティングをさせていただいています。普段の暮らしの中で感じていること、課題やこれからのまちづくりなど、率直な声をお聞きし、語り合い、考え、力を合わせて、ワンチームはりま2.0で皆さまと共にまちを創っていきます。
播磨町長 佐伯 謙作