令和7(2025)年9月号
▶立秋も過ぎ、この広報がみなさまのお手元に届くころは、処暑。「処」には止まるという意味があり、ちょうど暑さが和らいでくる時季...だそうですが、暦のうえだけみたいですね。まだまだ元気いっぱいのセミとお日さま。秋はもう少し先のようです。とはいえ、夕方聞こえてくるツクツクボウシの鳴き声や、どこからともなく漂ってくる蚊取り線香の匂いは、過ぎ行く夏を告げているようでなんだか切なくなりませんか。長かった夏休みも終わり、いよいよ2学期スタートです。この夏の成果を思いっきり発揮してくださいね!
▶9月は「世界アルツハイマー月間」です。認知症は誰もがなる可能性のあるとても身近な病気です。播磨町の公式LINEで手軽に認知症のチェックができるメニューをご用意しています。ぜひお試しください。また、多くの方に認知症のことを正しく理解してもらうために、「認知症サポーター養成講座」を開催しています。この認知症サポーターを全国で増やしていく取り組み「認知症サポーターキャラバン」と、そのマスコット「ロバ隊長」をご存じでしょうか。ロバ隊長は「認知症になっても安心して暮らせるまちづくり」への道のりの先頭を、急がず、着実に一歩一歩進んでいます。播磨町もそのキャラバンに加わり、認知症の人もそうでない人も互いを思いやりみんなで支えあうまちをめざしています。「ロバ隊長」はこの広報のどこかに載っています。探してみてくださいね。
▶7月30日のカムチャツカ半島沖地震に伴う津波注意報には、緊張が走りました。9月1日は防災の日です。播磨町は災害対策に万全を期しています。みなさまも各ご家庭での備えを今一度ご確認ください。
▶先月号のクイズ、正解は「夏」が10回、「暑」が14回でした。早く「涼」や「冷」をたくさん使える季節になるといいですね。ご応募いただいたみなさま、ありがとうございました。広報はりまの発行日当日に応募してくださった方もいて驚きました。大変うれしく思っております。毎月お読みいただいているみなさまに心より感謝申し上げます。つたない文章ではありますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
播磨町長 佐伯 謙作