障害者週間と、播磨町の取り組み

12月3日〜9日 障害者週間
問合せ 健康福祉課障害福祉係 ☎079‐435‐2361
障害者週間は、障害者があらゆる分野の活動に参加することを促進するために『障害者基本法』により設けられています。
障害のあるなしに関わらず誰もがともに支え合い、暮らせるまちにするためには互いの人権と個性を尊重し、支え合うことが大切です。
播磨町では令和6年度に、「第4期播磨町障害者計画」「第7期播磨町障害福祉計画」「第3期播磨町障害児福祉計画」を一体的に策定しました。第4期障害者計画では、「障がいの有無によって分け隔てられることなく、誰ひとり取り残されない共生のまち」を基本理念として各施策を推進していきます。

障がいのある人の暮らし
障害福祉サービスの中に、「共同生活援助(グループホーム)」があります。グループホームは、障がいのある人が入浴や食事の介助などの支援を受けながら、他の利用者と共同生活する住まいの場で、地域とつながりながら暮らすことができます。
今回、グループホームを利用している人の家族に、そこでの生活の様子を紹介していただきました。

グループホームの生活を通して 田中真理
うちの三男は25歳のダウン症で現在、播磨町のグループホームで生活をして2年目になります。20歳を過ぎた頃から将来を見据えて、親と離れて暮らす施設をゆっくり探そうと思っていたところ、ダウン症の友達がグループホームで楽しく生活していると紹介していただきました。
そこは普通の中古民家で男性4人が入居、生活支援員が1人常駐しています。掃除、洗濯、食器の後片付けなど、各自で行い、出来ない事はスタッフのアドバイスを受けながら自立に向けて生活していくのです。
カラオケやゲーム、お花見やバーベキューなど季節のレクリエーションで楽しく過ごさせてもらって有難い反面、親として何とも言えない寂しさを感じ、子離れできていない自分と闘っています。
グループホームは集団生活なのでルールがあり、息子はそのルールを破ってしまうことが度々ありますが、その時の対応が素晴らしく、頭ごなしに叱るのではなくて、どうしてその行動をしたのか息子の気持ちを丁寧に聞いてくれます。そして、どのようにしたら息子が納得して目的の行動がとれるようになるか、そのプロセスをしっかり取り組んでくださっています。
知的障害があり言語コミュニケーションが困難な我が子、「親が守ってやらねば」と盲愛に傾きがちですが、信頼できるグループホームに巡り合えて親として何をすべきかを気づかせていただけた事に感謝です。
このような質の高い施設が増えることを切に願います。

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