ひろげよう こころのネットワーク
『第42 回稲美町人権・同和教育研究大会』
と き 1月28日(土) 13:00~16:00
ところ 役場新館4階 コミュニティセンターホール 他
大会前半は、公益財団法人反差別・人権研究所みえ 常務理事 松村 元樹さんにお話をしていただきました。大会後半は、3年ぶりとなる分科会を実施し、5つの分科会に分かれ、町内の学校園・団体・職場から合計10本の実践発表がありました。
どの分科会も、発表後にそれぞれの課題について熱心に質疑・応答が行われました。
演題 「インターネットと部落差別~無関心でいられても、無関係でいられない人権・部落問題~」
講 師: 松村 元樹さん(公益財団法人反差別・人権研究所みえ 常務理事)
インターネット上の差別には特徴があり、いつでも、どこでも差別の落書き行為などが可能であること、差別する人同志が簡単につながり差別意識や偏見が強化されること、現実社会ではなかなか表現できないことでもインターネット上では容易く表現してしまうことなど、今まで以上に差別やヘイト、偏見が蔓延しています。
また、部落差別でよくある『寝た子を起こすな論』については、「寝た子なんてとんでもない。今まで差別はまったく寝ていない。今も起きていることである。思いやりでは差別はなくならない」と力説されました。
差別問題の解消には、能動的に学び、常にアップデートすることが必要であり、そのことが解決に向けた第一歩となります。一人ひとりが人権尊重の精神を正しく身に付け、日常生活の中で人権の尊重を当たり前の行動として自然に表すことができる社会を共に築いていきましょう。
問合先 人権教育課 人権教育係 ☎492-2550