HARIMAいいとこ検索 Vol.27

令和8(2026)年3月号
▶まだ冷たい風の中にも、どこかやわらかな陽ざしが感じられるようになりました。日ごとに春の足音が近づき、まちの景色も少しずつ表情を変えています。大中遺跡公園の梅林も、枝先のひとつひとつの蕾が膨らみを増しています。「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」お花見といえば「桜」を思い浮かべる方が多いと思いますが、どの花よりも先に咲く「花の兄」も風情がありますね。梅干しも大好きです!穏やかな日に、散歩がてら梅見に出かけてみませんか。
▶年明けの箱根駅伝に始まり、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボール、そしてマラソン。筋書きのないドラマに片時も目が離せません。真冬を盛り上げるウインタースポーツは枚挙に暇がありませんが、なかでも胸に深く響いたのはミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック。雪と氷が解けるほどの熱い感動を遠くイタリアからいくつもいただきました。ひたむきに頑張る姿には本当に心が洗われます。
播磨町でも、1月25日に第48回ロードレース大会を開催しました。遠くは富山県や岐阜県からお越しいただいた方もいらっしゃいました。大勢のランナーが、潮風を存分に受け、新島を駆け抜けました。自分の限界に挑戦した方、仲間と一緒に楽しまれた方、走り終えたみなさんの笑顔はとても晴れやかでした。大会に協賛いただいた企業の方々、交通規制にご協力いただいた新島の会社のみなさま、そして運営にご尽力いただいた関係各位、すべての方々に厚くお礼申し上げます。
ゲストの益子直美さんとのトークでは、「監督が怒ってはいけない大会」の話が心に響き思わず目頭が熱くなりました。怒るのではなく褒めて主体性やチャレンジする心を育む大切さを改めて感じました。でもときには伝え方を工夫しながら、厳しく叱るのも愛情の一つとして必要な場面があるのかもしれませんね。
▶この広報がみなさまのお手元に届くのは、ちょうど二十四節気の「雨水」を過ぎた頃でしょうか。降る雪が雨に変わるとされるこの時季、卒業を控え、受験という人生の大きな関門に臨んでいる方もたくさんいると思います。「雪に耐えて梅花麗し」厳しい寒さを乗り越えてこそ、梅の花は美しく咲く。つまり、“苦労の先にこそ、本当の美しさや価値がある”という意味です。春は必ずやってきます。どうか自分を信じて前に進んでください。ファイト受験生!
そういえば、「学問の神様」も梅にゆかりがありましたね。

播磨町長 佐伯 謙作

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