HARIMAいいとこ検索 Vol.26

令和8(2026)年2月号
▶暦の上では大寒を迎え、一年で最も冷え込みが深まるこの時季、研ぎ澄まされた寒さがまち全体を包み込んでいます。凛とした朝一番の透明な空気を深く吸い込むと、背筋がピンと伸びるような静かな心地よさを感じます。寒の入りから9日目に汲んだ冷たい水は「寒九の水」と呼ばれ、清らかで霊力(冷力)があると考えられていたそうです。厳しい寒さで雑菌が繁殖しにくいので、「寒仕込み」のお酒や味噌、醤油などに欠かせないものとして重宝されてきました。また、「寒九の水」を飲めば、「薬になり、長寿を助ける」と言われていたそうです。寒さの中で育まれてきた昔の人の知恵ですね。寒さ極まる時節、くれぐれもご自愛ください。
▶1月11日、「二十歳のつどい」を開催し、人生の大きな節目を迎えた若者のみなさんをお祝いしました。晴れ着やスーツに身を包み、会場に集まったみなさんの引き締まった面持ちには、冬の冷気のせいだけではない、大人としての静かな決意が滲んでいるようでした。今年のテーマは「Odyssey(オデッセイ)」-古代ギリシャの英雄の長く困難な旅になぞらえて実行委員たちが決めたそうです。みなさんのこれからの長い叙事詩には、寒く冷たい不遇のときもあるかもしれません。でも暗い夜ほど星が煌めくように、困難の中には必ず希望があり、逆境を乗り越えた先にきっと素晴らしい光景が広がっています。それぞれの「Odyssey」を自分の歩幅、自分のペースで歩んでください。輝く未来をめざして!
▶また同じ日、加古郡消防協会の出初め式も行われました。底冷えする寒さの中、力強い号令とそれに呼応した規律ある動きに、地域の安心安全を支えるみなさまの冷気を吹き飛ばす熱い使命感が伝わってきました。寒空の下での昨年末の特別警戒、そして日々の消防団活動に改めて深く感謝申し上げます。
▶年が明け、慌ただしく時が過ぎていきます。「一月往ぬる、二月逃げる、三月去る」といわれるように、時間の流れが早く毎日があっという間に感じる時節ではありますが、だからこそ一日一日を冷静に丁寧に過ごしていきたいですね。新たな年度への準備もしっかりと進めてまいります。
▶ここでクイズです。この文章の中に「寒」と「冷」はそれぞれ何回出てきたでしょう?ん?なんか前にも似たような展開が...

播磨町長 佐伯 謙作

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