よく学び よく育つ(播磨町)

「いただきます! ごちそうさま!」
私は、教育委員会で学校給食の業務を行っており、学校に毎日出向いております。
学校での廊下で児童生徒とすれ違う時、大きな声で「こんにちは」と声をかけてくれると明るい気持ちになります。また、「いただきます」の声が各教室から聞こえてくると、残さず食べてくれるかな、今日は行事食であることに気づいてくれるかな、などと思いを馳せます。
給食では、「食べること」の勉強をします。おいしく食べながら、食べ物のことや食事のマナーなどを学びます。マナーの一つに、食事のあいさつがあります。「いただきます」は、もともとは食べ物を受け取るときに、頂(いただき。頭の上)にかかげたことに由来します。そして、「ごちそうさま」は、「御馳走様」と漢字で書きます。昔は、食事をもてなすために走り回って食材をそろえたことに由来し、準備をしてくれた方への感謝の気持ちを込めた言葉です。食べ物には様々な栄養が含まれ、それを作り育てている陰の立役者が存在します。
おいしいものを食べると、人は笑顔になります。また、食事は、みんなを笑顔にすることができます。学校給食だけでなく、各家庭においても、食事の前後には自然にあいさつの言葉が出る、そんなあたたかい食卓にしたいですね。
教育総務グループ  上田 智世

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