▶問合せ こども窓口☎079(435)0366
新生児聴覚検査ってどんな検査?
令和3 年4月から播磨町では、生後6カ月までに受けられた新生児聴覚検査の費用の一部助成を開始しました。
Q1 検査は受けた方が良いのですか?
A1 赤ちゃんは聞こえているかどうかは外見だけでは分かりにくく、赤ちゃんの様子だけから判断することは難しいです。赤ちゃんを他覚的に調べることができる検査を受けることが必要です。
Q2 新生児聴覚検査とはどんな検査ですか?
A2 聴覚検査は2つの方法があります。自動聴性脳幹反応検査((A)ABR)は、小さい音をイヤホンから聞かせて脳からの電気的反応を皮膚表面の電極で調べます。耳音響放射検査(OAE)は、音に反応して内耳から返ってきた反響音を調べます。
どちらの検査も痛みやかゆみなどもなく検査による負担はありません。
Q3 検査の結果が「パス(反応あり)」だった時は?
A3 今回の検査では聞こえに問題はありません。しかし、成長過程で中耳炎やおたふくかぜなどによって、聞こえの問題が起こる場合もあります。今後も聞こえの様子に気をつけ、乳幼児健診で耳の聞こえやことばの増え方は順調かなどの確認をしましょう。
Q4 検査の結果はリファー(反応なし)だった時は?
A4 初回の検査で、リファー(反応なし)の場合、必ずしも聞こえの問題があるとは限りません。生まれたばかりの赤ちゃんは耳に液体(羊水)が残っていることや耳垢があるなどで、検査にパスしないことがありますので、確認検査を受けましょう。
確認検査でリファー(反応なし)の場合、精密検査機関での検査が必要です。精密検査は健康保険が適用され、乳幼児医療費助成制度の対象となります。
精密検査の結果、赤ちゃんの耳の聞こえに問題がある場合には聞こえの程度に応じた対応と、ことばの育ちのお手伝いをする専門機関へ相談が必要です。
赤ちゃんの聞こえについて、早期に発見し、適切な治療・支援をしてあげることが、赤ちゃんの心とことばの成長のためにとても大切です。検査の目的や方法などを理解していただき、検査を受けられることをお勧めします。