こどもと歩む人生を生きているあなたへ
“虐待”という恐ろし気な言葉には、一部の“悪い親”だけがしている特別で異常なこと、というイメージがあるかもしれません。しかし実際は、普段の生活の中に“虐待”は当たり前に存在しています。
「そうかな、私は子に手を上げることは絶対にないから関係ない」と思われるかもしれません。いいえ、暴力だけが虐待ではありません。
例えば言葉です。つい弾みで「あんたなんか大嫌い!」と腹立ちまぎれに言ってしまったとします。「バカじゃないの」「何回言わせるねん」何度教えても同じ間違いを繰り返す子にイラついて、無意識にそう呟いてしまったとします。たとえそれが本心でなくても、いくら殴っていなくても、その言葉はこどもの脳
細胞を傷つけます。そしてそんな言葉をシャワーのように日常的に浴び続ければ、その子は大人になっても、傷ついた脳で人と接し、歪んで見える世の中に押しつぶされそうになりながら生きて行くことになるかもしれません。
「では、親は神様のように完璧でなければならないの?子育てって、そんな生易しいものじゃない。」と思われるかもしれません。そう、子育てだけじゃなく人生は、いつでも失敗と後悔の繰り返し、休みなく毎日続く抜き打ち試験のようなものです。かといって、勉強さえすれば合格点を取れるというものでもありません。こどもとの生活は、常に手探りと失敗の連続です。嫌になって疲れて投げ出してしまいたくなることもあるでしょう。
でもそれはそれでいいのです。大切なのはその後です。親と子であっても対等な人間同士なのだということを忘れずこどもに謝る、こどもの立場で考えてみる、そんなフォローができればOKです。
子育ては試練でも闘いでもなく、こどもと共に歩む、長いようで短い旅路。その中で大人が自分の失敗や後悔に気づけたなら、それこそが“虐待防止”となるのです。
そして、いなみこども家庭センターのスタッフは、そんなあなたの人生の伴走者です。
お問合せ いなみこども家庭センター(こども課内) ☎079-492-9154