令和7(2025)年1月号
▶12月の冷たい風が、1年の終わりを告げるように吹き抜けています。日が落ちるのがさらに早くなりましたが、暗くなると家々からこぼれる灯りや漂ってくるおいしそうな晩ご飯の匂いにどこかほっこりしますね。一段と寒さが増す年の瀬です。私の厚さ(熱さ)は相変わらずですが、みなさま体調など崩されませんように。
▶みなさまは別府鉄道をご存じでしょうか。播磨町宮西にある多木化学株式会社様により敷設された鉄道で、土山駅と加古川市別府町を結び、大正12年の開通から昭和59年に廃線となるまでの62年間「多木のガッタン」という愛称で親しまれました。現在はその役目を終えた機関車と客車が、播磨町郷土資料館の横に展示されています。この度、傷んでいた座席シートが張り替えられ、運行当時のきれいな状態にもどりました。実際に乗ることのできる数少ない展示車両
です。鉄道ファンの方に限らず、近くにお立ち寄りの際は、ぜひ乗ってみてください。また、お隣りの郷土資料館ではいろんなグッズを販売しています。こちらもご覧いただけたらうれしいです。
▶この秋もほんとうにたくさんの行事がありました。すべてを拝見させていただくことは叶いませんでしたが、時間の許す限り参加させていただきました。ひとつの行事を準備、運営するだけでも大変なことだと思います。それを毎年継続して実施いただいている関係者のみなさまに心より感謝申し上げます。行事やイベントを通じて地域につながりの輪が広がり、笑顔いっぱいのまちになるよう、みなさまとともに歩んでまいります。
▶2024年もいろんなことがありました。あっという間でしたがとても充実した1年でした。みなさまにとってはどんな1年だったでしょうか。年末年始、少しだけ立ち止まり、振り返ってみるのも大切ですね。
こころとからだをしっかりリフレッシュして、新しい年へ出発進行~!
播磨町長 佐伯 謙作