「播磨町教育大綱」の理念を骨格に、第3期「播磨町育振興基本計画」に基づき、本町の特色ある教育のさらなる充実に努めてまいります。
4月号は、年度初めにあたり、「播磨町の教育」についての重点項目と取り組みをお知らせします。また、今年度の学校園の取り組みについては、次号以降の広報はりまでお知らせいたします。
問合せ 播磨町教育委員会
教育総務課 ☎079-435-0533
地域学校教育課学校教育係 ☎079-435-0545
地域学校教育課地域教育係 ☎079-435-0303
協働推進課生涯学習係 ☎079-435-0565
播磨町郷土資料館 ☎079-435-5000
児童生徒1人1台のタブレット端末の活用
町立小・中学校の児童生徒1人1台学習用タブレット端末を整備し、新しい時代の教育活動に令和3年度より取り組んでいます。引き続き、令和6年度には、
全小・中学校の外国語デジタル教科書、一部の学校において算数・数学のデジタル教科書を使用して、その効果の実証研究を行います。
中学校部活動地域移行(地域展開)
播磨町では、「NPO法人スポーツクラブ21はりま」を運営母体として、専門的な技術や知識を有する地域指導者による質の高い指導のもと、生徒がやりがいをもって活動できる体制を整備しています。剣道、ハンドボール、少林寺拳法、ダンス、ボランティア、理科実験などが地域クラブとして始動しました。令和6年度からは、文化・芸術系をはじめとした多くの競技、活動が地域展開できるように整備します。
「播磨町こども支援センター(仮称)」設置に向けて
「播磨町こども支援センター(仮称)」を設置した取り組みを展開します。
解決困難ないじめ問題をはじめ、問題行動や不登校など未然防止及び早期発見・解決を図るとともに特別支援教育のさらなる充実を推進します。
令和5年度に引き続き、不登校対策として、こども支援センター(仮称)(ふれあいルーム)を核としたスクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーを活用し、関係機関との連携を強化します。また、各小中学校に不登校対策支援員を配置するとともに、各コミュニティセンターにおいて、児童生徒の居場所を充実させます。
また、サポートチーム播磨として各小中学校へ学校生活サポーター・個別学習・ICT教育・学校図書館における専門的な指導員を配置するとともに、地域の協力を得て、児童生徒の基礎的・基本的な学習内容の確実な定着と一人一人の個性や能力の伸長を図るなど、児童生徒一人一人により一層きめ細やかな支援に努めます。
地域とともにある学校へ
令和5年度には、各小中学校において学校運営協議会を設置し、各小中学校のみならず広域での学校運営協議会を展開しました。令和6年度は、地域の方々とのさらなる連携のもと、従来の地域学校協働本部と一体となった「地域とともにある学校」を目指します。
小・中学校児童生徒の学力向上
知識・技能の習得に加えて、学びに向かう力、思考力・表現力・判断力などの育成に努め、児童生徒の主体的・対話的で深い学びを推進します。また、学習状況調査を実施することで、「どれだけ伸びたか」を児童生徒一人一人が実感し、自信を深めさせるとともに、教職員にとっては、学習指導方法等を把握・分析し、さらなる授業の充実や改善等に役立てることにより、児童生徒の向上に努めます。
町内在住の全小・中学生を対象に、日本語力( 漢字)、英語力の向上や家庭における学習習慣の定着を図るため、「漢字能力検定」「実用英語技能検定」受検料の一部を助成します。
学校教職員の働き方改革
各小中学校に複合型印刷機を導入します。また、ホームページを一元管理し、分かりやすい情報発信に努めます。中学校においては、「自動採点ソフト」も導入し、教員の業務改善を図り、子どもに向き合う時間の確保に努めます。
学校給食費の公会計化
教職員の負担を軽減し、子どもたちに向き合う時間を確保するため、学校給食費を公会計化します。あわせて、同一世帯に3人以上子どもがいる場合、年齢に関係なく3人目以降の学校給食を無償化します。
歴史・文化遺産の保存と活用
新聞の父「ジョセフ・ヒコ」や新井の用水路を開削した「今里傳兵衛」を紹介する映像を活用するとともに、梅谷七右衛門清政など郷土の偉人や歴史についての情報を発信し、住民の郷土への理解と愛着の醸成に努めます。令和6年度は、大中遺跡の土器群、別府鉄道機関車に関するグッズ開発をするなど、さらなる情報を提供します。
人権教育の尊重
「人権週間」に合わせた講演会や映画会を開催したり、自治会が主体的に行う人権課題への取り組みや地域・世代間の交流活動を支援したりし、差別のないま
ちづくりを進めます。また、「ありがとうプロジェクト」をさらに発展・充実させ、人権尊重のまちづくりの推進に引き続き取り組みます。